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つむぎとうか

   
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11/25
“りん”と“れん”。
いい双子の日おめでとう!
鏡音さん達はボカロにはまったきっかけです。

昔は双子って後に生まれた方を年長にしてたのだそうですね。
現在と逆。ボカロでやるとナンセンスなので人間の兄妹(姉弟)という設定。
和服なの平安~大正のどこか(広いな)の鏡音きょうだいだと思って下さい。
年齢も微妙に十代後半くらい。
突っ込みどころ満載ですがよろしければどうぞ。



「兄様、縁談の文です」
どさっ
「何この山。りん、適当に父上母上説得して」
「無駄です。妹を盾にしないでください」
「けっ。自分は『兄が善き伴侶を迎えるまでは私は引っ込んでおります』とかしおらしくしてりゃ済むと思って」
「まあ年の功ってやつ?」
「本性みえたぞ。これだから猫被りは」
「不肖の息子に加えて娘までこれじゃあ、鏡音の評判に関わるでしょ」
「要領いいよな、りんは。俺たち双子だってのに、中身は似てない似てない」
「生まれる直前まで一緒だったのにねえ」
くすくす、袖を口元に当てるりん。ふて寝体勢のれん。
「順番も、俺が兄って何か違う気がする。りんに頼りっ放しだよなー」
「自覚あるなら直してよー。私が姉だったら今頃れんに支えられてるかもしれない」
「あーあ、りんさえ傍に居れば嫁とか別に要らないのに」
「私が大変じゃない。旦那さんはしっかりした人がいいの!」
「つまり俺にもうちょっと甲斐性があれば」
れん、なぜか起き上がってりんに迫ってみる。
「近い。れんにはしゃきっとして欲しいけど、兄にときめいたりはしませんよーだ」
「残念、俺も可愛くない妹はこれ以上相手にしません」
「あたりまえでしょ」
「・・・りん、いっそ俺持参で嫁入りしないか?」
「離縁ついでに勘当されるわね。っていうかれんの結婚が先だってば」
「じゃあ俺妹付きで婿に貰ってくれる娘さん捜す」
「兄様のろくでなし。あと天然たらし」
とにかく、と腰に手を当てるりん。
「この文、きちんと目を通して全員分の返事認めてね。期限は明日」
「手伝ってりん」
「お断り。はー、こんな兄で申し訳ない」
「なんかむっときたから生まれ変わったらりんの弟になろう。それで「どうしようもない姉で・・・」とか零してやる」
「今の自分の駄目さを肯定してどうするのよ」
「・・・」
「ああでも、次も双子だったら楽しいだろうな。れんに会えるならきょうだいでも他人でもいいけど」
「りんってさあ、けっきょくは俺に甘いよなあ」
「否定はしないわ。じゃあね、れん。がんばって」

(れんのお嫁さんとか私めちゃくちゃ意地悪しちゃいそうなんだけど。あーもやもやする)

終われ

双子は仲良すぎてお互い結婚とか乗り気じゃない感じ。嫉妬しちゃう妹りんちゃんかわいい。
私はれん君を何だと思ってるのでしょう・・・すみません。



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